2017年11月22日(水)

岐阜・御嵩町長襲撃が時効成立 産廃巡る事件、解明せず

2011/10/30付
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 岐阜県御嵩町で町長だった柳川喜郎氏(78)が1996年、暴漢に襲われ瀕死(ひんし)の重傷を負った殺人未遂事件は30日午前0時、15年の公訴時効が成立した。同氏は産業廃棄物処分場の新設をめぐり町が二分するなか、反対派住民らに支持され町長に就任。県警は産廃をめぐる事件として捜査したが、未解明のまま終結を迎えた。

 事件は96年10月30日午後6時15分ごろ、自宅マンションで待ち伏せした男らにバットのような凶器で殴られ、頭と腕を骨折、肺に穴が開き、一時重体となった。

 町では当時、寿和工業(岐阜県可児市)が産廃処分場の新設を計画。町と同社が95年2月、協定を締結し、処分場の着工へ向かったが、柳川氏が同年4月の町長選で初当選。町は同年9月、着工凍結を申し出た。

 県警は事件の背景に産廃があるとみて、これまで延べ約15万5千人の捜査員を投入。襲撃事件の前に柳川氏の自宅電話を盗聴したとして、97~98年、電気通信事業法違反などの疑いで2グループ11人を逮捕。関連の捜査でほかに17人を逮捕するなどして取り調べたが、襲撃事件の解決の糸口は見つからなかった。今月17日、容疑者不詳のまま捜査書類を岐阜地検に送り、捜査を終えた。〔共同〕

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