2019年2月24日(日)

マルハニチロ系、商品630万袋自主回収 農薬検出

2013/12/29付
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マルハニチロホールディングスは29日、グループ会社のアクリフーズが群馬工場(群馬県大泉町)で生産した冷凍食品のピザやコロッケの一部から、本来含まれていないはずの農薬が検出されたと発表した。同社は群馬工場の生産を停止し、同工場で生産した商品約630万パックの自主回収を始めた。原因は調査中としている。

農薬が検出されたアクリフーズの冷凍食品(29日午後、東京都江東区)

農薬が検出されたアクリフーズの冷凍食品(29日午後、東京都江東区)

アクリフーズによると、検出されたのは殺虫剤として使われる有機リン系農薬「マラチオン」。複数の消費者から「異臭がする」との通報があり、回収した11品目を調べたところ、28日に4品目で検出された。

農薬が検出されたのは「ミックスピザ3枚入り」「チーズがのび~るチキンナゲット」「照り焼ソースの鶏マヨ!」「とろ~りコーンクリームコロッケ」。

消費者から最初に通報があったのは11月13日。12月29日までに計20件に上った。いずれも群馬工場で10月以降に生産された冷凍食品だった。同社によると、深刻な健康被害は確認されていないが、ミックスピザを食べた子供が薬品臭さで吐き出した例はあったという。

同工場にはマラチオンは置かれておらず、一部の調味料を除いて4品に共通する食材はない。同社は農薬が混入した経緯の解明のため、群馬県警に相談している。

回収対象は群馬工場で生産された市販用44品と業務用46品の計90品。市販用のうち35品は商品裏面に製造者として「アクリフーズ群馬工場」の記載がある。残る9品はイオン、西友、日本生活協同組合連合会(日生協)のプライベートブランド(PB)として生産しており、アクリフーズのホームページで商品名を公表する。イオンは29日、対象商品を店頭から撤去、日生協も販売を中止し回収を決めた。

マラチオンは害虫駆除に広く使われる農薬。人に対する毒性は低いが、食べると下痢や吐き気などの症状が出ることもある。

29日に記者会見したマルハニチロホールディングスの久代敏男社長は「大変なご心配をかけ深くおわびする。工場の全生産品を回収し、原因の究明に全力を挙げたい」と話した。

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