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セイクレスト元社長ら2人を逮捕 山林の評価水増し容疑

ジャスダック上場の不動産会社「セイクレスト」(大阪市中央区、破産手続き中)の増資を巡り、山林の評価額を過大に見積もって水増し増資したとして、大阪府警捜査2課は29日、セ社元社長の青木勝稔容疑者(49)=大阪府吹田市高浜町=と、投資コンサルタントの松尾隆容疑者(67)=東京都荒川区東日暮里3=を金融商品取引法違反(偽計)容疑で逮捕した。

逮捕容疑は共謀し、松尾容疑者が実質経営する不動産会社(福島県郡山市)を引受先にして和歌山県白浜町の山林(約8万4千平方メートル)の現物出資による第三者割当増資を計画。2010年2月に計画を公表した際、山林を20億円と不当に高く評価した疑い。同課は2人の認否を明らかにしていない。

セ社は業績不振で09年3月期末に約7億6千万円の債務超過に転落。10年3月期に債務超過を解消できないとジャスダックの規定で上場廃止になる恐れがあったが、期末直前にこの増資を行うことで債務超過を免れていた。

同課は青木容疑者らが債務超過による上場廃止を逃れるために水増し増資を計画したとみて、今年4月にセ社の関係先数カ所を同容疑で家宅捜索。証券取引等監視委員会と合同で裏付け捜査を進めていた。

捜査関係者によると増資は10年3月に実施。不動産会社が山林をセ社に現物出資し、セ社は水増し評価された20億円を資本に組み込んだ。セ社は一連の増資の対価として530万株を不動産会社に割り当てた。不動産会社は同年5月までに全株を売却していた。

増資に関わった関係者によると、不動産会社が増資直前の10年2月に山林を購入した価格は5億5千万円だった。

有価証券報告書によるとセ社は1991年設立。マンションの販売・企画を手掛けていたが、08年のリーマン・ショックの影響で売上高が激減。11年5月に破産手続き開始が決定され、上場廃止となった。

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