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差し戻し審開始 仙台「遺体なき殺人事件」裁判員裁判

全国で初めて裁判員裁判の審理が差し戻された仙台市の「遺体なき殺人事件」で、強盗殺人や営利誘拐などの罪に問われた無職、小谷野裕義被告(40)の裁判員裁判初公判が29日、仙台地裁(鈴木信行裁判長)で開かれた。

小谷野被告は「誘拐は間違いないが(共犯者と)殺害を事前に話し合っておらず、殺害行為もしていない」と起訴内容を一部否認した。弁護側は「殺害の共謀は全くない」と述べた。

一審判決は強盗致死罪を適用したが、仙台高裁は共犯者との共謀に関する審理が不十分だとして、地裁で審理を尽くすよう差し戻した。

新たに選任された裁判員らは、以前の公判の証人尋問などを録画したDVDを31日まで3日間かけて視聴し、差し戻し前の審理内容を把握する。判決は2月8日の予定。

小谷野被告は2004年9月、笹本智之受刑者(38)=無期懲役確定=らと共謀し、都内から風俗店経営石垣英治さん(当時30)を誘拐して仙台市の山林で殺害、約5千万円を奪ったなどとして起訴された。石垣さんの遺体は見つかっていない。

一審判決は強盗致死罪などを適用、懲役15年(求刑無期懲役)としたが、二審仙台高裁は「殺害現場で強盗殺人の意思を共犯者と暗黙裏に通じ合っていたかどうか、判断していない」と破棄、差し戻した。最高裁が昨年3月に弁護側の上告を棄却、差し戻しが確定した。〔共同〕

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