2019年5月25日(土)

肉食恐竜化石を中学生が発見 岩手・久慈の琥珀採掘場

2013/3/29付
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岩手県久慈市で昨年5月に見つかった化石が白亜紀後期に当たる約8500万年前の肉食恐竜「コエルロサウルス類」の足の指の骨と分かり、鑑定した平山廉早稲田大教授(古生物学)が29日、発表した。

肉食恐竜の化石は全国で10例以上発見されているが、記者会見した平山教授は「すり減りやすい指の骨が良い保存状態で見つかるのは珍しい。付近でほかの部位も見つかるかもしれない」と期待を寄せた。発見現場近くで調査を続けている。

平山教授によると、化石は左後ろ足の指の骨で、長さ約3センチ、直径約1センチ。体長1~2メートルで小型の恐竜と推定しているが、成長途上だった可能性もある。最近の恐竜研究の成果を踏まえ、首から背にかけて羽毛が生えていたのではないかと想像している。

ほかの肉食恐竜の化石との比較などで、ティラノサウルスのグループを含む「コエルロサウルス類」と断定した。

化石は青森県南部町の町立南部中1年、佐々木貴杜君(13)が家族と訪れた「久慈琥珀博物館」敷地内の琥珀(こはく)採掘場で発見した。記者会見に同席した佐々木君は「最初は小枝かと思ったが、すごい物を見つけてしまった。琥珀よりもずっとうれしい」と笑顔で話した。

福井県立恐竜博物館の柴田正輝研究員は「鹿児島県でも白亜紀後期の地層から肉食恐竜の化石が見つかっている。日本の恐竜の進化や移動などを知るための研究材料として有益だ」と話した。〔共同〕

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