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ゆうちょ銀、郵便貯金「払い戻し困難」 強制連行の朝鮮人名義

戦時中に労働者として強制連行されるなどした朝鮮人名義の郵便貯金通帳数万通が本人に知らされぬままゆうちょ銀行福岡貯金事務センター(福岡市)に保管されている問題で、同行広報部は29日までに、払い戻しは困難との認識を示した。

同行広報部は取材に対し、「一般論として(個人の請求権は消滅したとする1965年の)日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している」と回答した。

通帳そのものの返還についても「所有権を弁護士に相談中で、答えられない」としている。

同行広報部によると、通帳には氏名、金額、住所が記載されており、そのうち氏名と取引金額をデータ化する作業を続けている。冊数と総残高は「整理中のため数万冊としか答えられない」と回答。口座が閉鎖されたかどうかの質問には答えなかった。口座が閉鎖されずに有効であれば、残高は利子で増え続けていることになる。

ゆうちょ銀行には韓国や日本各地の韓国人元労働者や遺族から「通帳を探してほしい」などの要請が相次いでいる。広報部は「照会があれば個別に調査し、回答している」と話している。

朝鮮人労働者の多くは郵便貯金などに給料の一部を強制的に貯金されたが、終戦時に返還されなかったケースが多く、未払い賃金として残った。通帳は戦後、当時の郵政省が全国の労働基準局を通して各企業から集め、その後ゆうちょ銀行に引き継がれた。〔共同〕

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