作家の三浦哲郎氏が死去 「忍ぶ川」で芥川賞

2010/8/29付
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「忍ぶ川」など自らの人生を深く見つめた小説で知られる作家の三浦哲郎(みうら・てつお)氏が29日午前4時33分、うっ血性心不全のため東京都文京区の病院で死去した。79歳だった。告別式は9月6日午前11時から岩手県一戸町一戸大沢25の広全寺。喪主は妻、徳子さん。

青森県八戸市に生まれ、早稲田大に進学するが、世話になっていた次兄が失踪(しっそう)したため、郷里に戻って教師を務める。1953年早大に再び入学。在学中に同人誌に発表した作品が作家の井伏鱒二に認められ、師事する。

「忍ぶ川」で61年に芥川賞受賞。座敷わらしの民話に基づく71年刊行の児童文学「ユタとふしぎな仲間たち」はテレビドラマ化されるとともに、劇団四季によってミュージカル化された。

88年日本芸術院会員。84年から2005年まで芥川賞選考委員。

00年11月、日本経済新聞に「私の履歴書」を連載した。

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