尖閣上陸の日本人2人を書類送検 沖縄県警、軽犯罪法違反容疑
沖縄県警は28日、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に国の許可なく立ち入ったとして、会社役員の男(60)=鹿児島市=と自営業の男(45)=東京都練馬区=の日本人2人を軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所等侵入)容疑で那覇地検石垣支部に書類送検した。尖閣諸島に上陸したとして、同法違反容疑で立件されるのは初めて。
尖閣諸島は今月11日、国有化され、海上保安庁が同20日、2人について同法違反容疑で県警に被害届を提出した。8月に東京都議ら10人が魚釣島に上陸するなど、国有化前に尖閣諸島に日本人が上陸したことはあったが、いずれも被害届の提出がなく立件されなかった。
2人の送検容疑は今月18日午前9時20分ごろ、海保が管理する尖閣諸島・魚釣島に許可なく上陸し、立ち入った疑い。
県警によると、2人は「魚釣島に上陸したのは事実」などと容疑を認めているという。