通勤自転車に駐輪場、企業の義務に 都が条例
全国初、7月施行へ
自転車の放置対策や安全利用を促す条例が28日の東京都議会で民主、自民、公明などの賛成多数で可決、成立した。自転車通勤を認めている事業者に、従業員が駐輪場を確保しているかの確認を義務付けることが柱で、全国初。7月1日から施行する。
条例は都や自転車の利用者、販売店などの責務を明記。罰則は設けていない。就業規則で自転車利用を禁じていない事業者には、通勤で利用する従業員用の駐輪スペースの確保も義務付けた。
販売業者に対しては、ブレーキがないなど道交法に違反する競技用自転車(ピストバイク)の販売を禁止。販売中止勧告に従わない場合は、販売業者名を公表する。
都議会は同日、女子柔道世界選手権金メダリストで筑波大准教授の山口香氏(48)の都教育委員への起用に同意した。
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