2017年11月21日(火)

宇宙ヨット「イカロス」 帆の制御装置の動作確認
宇宙機構、太陽光を「風」として利用

2010/6/28付
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宇宙ヨット「イカロス」の画像。点線で囲った部分は液晶素子の電源がオフに、実線の部分はオン状態になっていることが確認できるという=JAXA提供

宇宙ヨット「イカロス」の画像。点線で囲った部分は液晶素子の電源がオフに、実線の部分はオン状態になっていることが確認できるという=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、5月に打ち上げた宇宙ヨット「IKAROS(イカロス)」の帆を制御する主要装置が動作することを確認したと発表した。同機構は今後、太陽光を地上の“風”のように利用して進むイカロスが実際に進路を変えられるか本実験に取り組む。

 帆は正方形で1辺が14メートル。どら焼きのように折り畳んでいたが、宇宙できちんと広げることに成功した。電源となる薄膜太陽電池のほか、航行の向きを制御する装置として液晶素子が付いており、電気で液晶素子を動かして太陽光の受け方を調整しながら進行方向を変える仕組み。

 同機構は液晶素子を電波で操作し、使い捨てカメラをイカロスから分離して帆の様子を撮影することに成功した。

 イカロスは燃料を搭載しておらず、本実験に成功すれば、太陽光を利用して航行するのは世界で初となる。液晶素子が順調に動いたことで計画はさらに一歩前進した。

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