別役実氏ら4人を新会員に選出 日本芸術院

2013/11/28付
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日本芸術院(三浦朱門院長)は28日、芸術活動に顕著な功績があったとして、劇作家の別役実氏(76)ら4人を新会員に選出したと発表した。12月15日付で下村博文文部科学相が発令し、会員は計107人になる。

別役氏は、初期作品の「象」や、最近の「やってきたゴドー」まで半世紀近く切れ目のない創作活動を展開。条理を超えた空間が生まれると同時に、澄んだ叙情性が流れる演劇が高く評価された。

このほか、歌舞伎俳優の中村梅玉氏(67)、声楽家の栗林義信氏(80)、舞踊家の井上八千代氏(57)が選ばれた。

芸術院会員は定員120人で、毎年会員の投票で新会員を選ぶ。会員は任期のない非常勤の国家公務員となり、国から年間250万円が支給される。

日本芸術院が新会員に選出した4人の業績と略歴は次の通り。(敬称略)

別役 実(べつやく・みのる)小説・戯曲。原爆被害者の内面を探ろうとした「象」などで、独自の前衛劇の世界を生み出した。日本劇作家協会顧問。88年芸術選奨文部大臣賞。

中村 梅玉(なかむら・ばいぎょく=本名河村順之)歌舞伎。56年に初舞台、規律正しく気品ある芸風が評価された。90年日本芸術院賞、真山青果賞奨励賞。92年に四代目中村梅玉を襲名。

栗林 義信(くりばやし・よしのぶ)洋楽。58年に藤原歌劇団公演「トスカ」でオペラデビュー。日本オペラ連盟会長。88年ジロー・オペラ賞オペラ大賞。07年恩賜賞・日本芸術院賞。

井上 八千代(いのうえ・やちよ=本名観世三千子)舞踊(邦舞)。京舞の伝統を守りつつ、新たな創作活動にも意欲を見せた。00年に五世井上八千代を襲名。99年日本芸術院賞。

〔共同〕

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