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15歳の「デジタル読解力」、日本は4位 OECD調査

パソコン操作の習熟度低く

デジタル読解力調査の成績
順位国・地域名平均得点
(1)韓  国568
(2)ニュージーランド537
(3)オーストラリア537
(4)日  本519
(5)香  港515
(6)アイスランド512
(7)スウェーデン510
(8)アイルランド509
(9)ベルギー507
(10)ノルウェー500

経済協力開発機構(OECD)は28日、15歳の生徒を対象に2009年に実施した学習到達度調査(PISA)のうち、インターネット上の情報を読み取り活用する「デジタル読解力」を初めて調べた結果を発表した。日本の平均得点は519点で参加19カ国・地域中4位。文部科学省は「読解力は国際的にみて高い水準にある」としているが、パソコン操作の習熟度の低さなど課題も浮かんだ。

1位は韓国で568点。2位は537点のニュージーランド、3位は同得点のオーストラリアで小数点以下の差だった。

調査は学校にあるパソコンを使い、インターネットサイトのリンクをたどって情報を収集・評価・分析する力などを調べた。具体的には「ボランティア活動を志す少女のブログを読み、少女に適した活動をリンク先から探し出してメールで教える」といった課題が出された。

正答にたどり着くには別のサイトに移り目的の情報を探し出し、複数の選択肢から適切な情報を見極める力が必要。日本の平均正答率は62.3%でOECD加盟国の平均を11.3ポイント上回っており、全体の水準は高い。

得点の分布を5段階に分けると、最下位層の生徒の割合は日本は6.7%で、調査参加国(OECD非加盟の3カ国・地域を除く)の平均を10.2ポイント下回った。一方、最上位層の割合は日本5.7%に対し平均は7.8%。中位層の厚さが日本の特徴といえ、能力差が少ない半面、生徒が持つ力を十分に引き出せていない可能性がある。

デジタル読解力調査は40分間で29問をこなす。文科省によると、ホームページへのアクセスやメールの送受信といった基本操作ができれば解答できるが、操作に習熟していないと、読解力があっても得点が伸び悩むこともあるという。

調査には19カ国・地域の約3万6千人が参加。日本では高校や高等専門学校などの1年生約3400人が調査を受けた。

OECDは00年から3年ごとにPISAを実施。PISAの本調査では印刷物を使い、読解力、数学的応用力、科学的応用力の3科目のテストを行う。デジタル読解力は本調査の「オプション」と位置付けられ、参加は任意。米英両国や本調査で好成績を収めたフィンランド、中国・上海は参加しなかった。主要先進国ではフランスが参加し平均得点は494点で11位だった。

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