秋田の弁護士殺害事件、被告が一部否認 地裁初公判

2011/11/28付
保存
共有
印刷
その他

秋田市で昨年11月、弁護士の津谷裕貴さん(当時55)が警察官の目前で刺殺された事件で、殺人罪などに問われた無職、菅原勝男被告(67)の裁判員裁判初公判が28日、秋田地裁(馬場純夫裁判長)であり、菅原被告は「警察官に取り押さえられ動けなくなったところに、津谷さんが覆いかぶさってきた。結果的に刃物が刺さった」と起訴内容の一部を否認、弁護側は殺人未遂を主張した。

検察側は冒頭陳述で、離婚調停の財産分与で財産を奪われたという不満を持ち、妻側の代理人だった津谷さんに恨みを抱き、拳銃を入手するなど綿密な殺害計画を立てたとした。死因となった2カ所の傷は「廊下に立っていた津谷さんに刃物を数回突き出してできたもの」と述べた。

一方、弁護側は冒頭陳述で、津谷さん宅に侵入したのは離婚調停の裁判をやり直させるためと主張。「警察官が来たので殺害を決意したが、取り押さえられ身動きが取れなくなり殺害を諦めた」と説明し、死因となった傷は「津谷さんが被告に覆いかぶさって刃物が胸に刺さり、さらに前のめりになった際に腹に刺さった」と主張した。

8人を証人尋問するなどして12月9日に判決が言い渡される予定。〔共同〕

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]