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津軽海峡はかつて陸続き? ザリガニのDNA分析で判明

北海道と東北地方北部に生息する絶滅危惧種のニホンザリガニが、かつて陸続きだった津軽海峡を越え、道内から東北に広まった可能性が高いことが分かった。小泉逸郎・北海道大創成研究機構特任助教(動物生態学)らがDNAを分析した。

津軽海峡は陸続きだったかどうかや、その時期に関し結論が出ていない。小泉助教は「比較的新しい時代に陸続きだったことを示す有力な証拠。環境の変化を物語る固有種保護の重要性も確かめられた」と話している。

小泉助教らは、北海道や青森、秋田の約70地点、600匹のニホンザリガニのDNAを分析。DNA型が変化していくパターンから、札幌近郊にいたグループが、150万年前よりも後に、津軽海峡を越えて生息域を広げたことが分かった。海では生きられず、人が持ち込んだとも考えにくいため、陸続きだったことを裏付けるとしている。

水深が130メートル以上に達する津軽海峡は、氷河期の海面低下によって陸続きになったかどうかをめぐり、生物学者や地質学者の間で議論がある。

成果は、29日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。〔共同〕

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