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大同特殊鋼工場に立ち入り 群馬県、廃棄物処理法違反か

鉄鋼メーカーの大同特殊鋼(名古屋市)が、渋川工場(群馬県渋川市)から出た「鉄鋼スラグ」を業者に販売する際、運搬費などの名目で販売価格を上回る代金を支払っていたことが28日、同社への取材で分かった。群馬県はこうした取引などが廃棄物処理法違反に当たるとみて、28日までに渋川工場を立ち入り検査した。

同社は「スラグは商品価値が低く、運搬費などをこちらで負担しないと売れない」と説明。「スラグは産業廃棄物ではなく、リサイクル商品に当たり法律には違反しない」とも主張している。

環境省によると、産業廃棄物をリサイクル商品として販売する際、引き取り手に支払う代金が、本来の金額を上回る取引のことを「逆有償取引」という。引き取られた商品などがリサイクルされず、野積みにされるなどして環境汚染を引き起こすケースがあり、問題となっている。

同社の説明によると、2012年6月以前、子会社を通じて渋川市内の砕石業者にスラグを1トン100円で販売するとしながら、実際には1トン250円以上を支払う契約も同時に結んでいた。

鉄鋼スラグは、鉄鋼を製造する過程で出る副産物で、フッ素や六価クロムなどの有害物質が含まれている。主に路盤材やセメント材などに再利用される。渋川市によると、同社のスラグを再利用した11カ所の施工現場で、環境基準を超えるフッ素などを検出した。〔共同〕

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