2017年12月14日(木)

ニジマスで「サケ弁当」OK 消費者庁が表示基準

2014/3/28付
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消費者庁が作成した食品表示ガイドライン
材料表示・
料理名
理由



加工肉霜降りビーフステーキ加工していない生肉の切り身を焼いた料理と認識する
既製品ジュースフレッシュジュースその場で果物が搾られた飲み物が提供されると認識する



サーモントラウトサケ弁当・サケ茶漬け一般的な料理の名称として広く浸透している
解凍魚鮮魚一般的に新鮮な魚という意味で使われる
アイガモ
カモ南蛮料理の名称として確立している

 全国のホテルやデパートで昨年相次いで発覚した食品の虚偽表示問題を受け、消費者庁は28日、景品表示法違反の恐れがあるメニュー表示のガイドラインをまとめた。ニジマスを使った「サケ弁当」は認めたが、牛脂を加えるなど加工した肉を「霜降りステーキ」などと表示するのは問題があるとした。

 同庁は昨年12月、個別の食材について問題事例を公表。ただ「サケ」などの扱いを巡って異論が噴出し、事業者らから寄せられた意見も踏まえて内容を見直した。

 ガイドラインはQ&A方式で、個別の食材と表示例を列挙。実際の商品やサービスより著しく優良だと消費者に誤解させる「優良誤認」にあたる事例などを説明した。

 ニジマスを海で養殖した「サーモントラウト」は、味や肉質から広くサケとして定着しており「サケ弁当」や「サケ茶漬け」と表示しても問題はないとした。12月の段階ではサーモントラウトを「サーモン」と表示することが「景品表示法上問題がある」とし、反論が出ていた。

 サラダの材料として「有機野菜を使用」とメニューに表示しながら有機野菜以外も使っている場合は、優良誤認にあたるとした。「フレッシュジュース」についても、その場で果物が搾られた飲み物と消費者が認識していることから、既製品のジュースを使用すれば問題だとした。

 「ビーフステーキ」や「ステーキ」は、消費者が牛の生肉の切り身を焼いた料理と認識しており、赤身肉に牛脂を加えるなどした場合は加工してあることを併記する必要がある。解凍した魚を使った「鮮魚のムニエル」は認めたが、「港で採れたて」や「今朝市場で買い付けた」などと新鮮さを強調した表示を付け加えると問題があるという。

 昨年の偽装表示では、バナメイエビを芝エビと表記したり、ブラックタイガーをクルマエビなどと表示するケースが相次ぎ発覚。今回のガイドラインでは、こうした表示はいずれも問題ありとした。

 ガイドラインは業界団体などに説明するとともに、消費者庁のホームページでも公開している。

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