厚労省、iPS臨床研究の審査を開始

2013/3/27付
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厚生労働省は27日、18人の専門家らが参加する「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」を開催し、理化学研究所などが申請したiPS細胞を使った初の臨床研究計画について審査を始めた。目の難病とされる加齢黄斑変性の治療に、iPS細胞から作った網膜細胞シートを使う安全性や倫理面の課題などを議論。導入する遺伝子の種類などについて詳細なデータを理研に求めることを決めた。

今後、2カ月に1回の割合で審査会を開く。次回は5月27日。結論が出るまで半年ほどかかる見通しで、順調に進めば2013年秋にも臨床研究が始まる。

臨床研究の計画は、2月28日に理化学研究所と先端医療振興財団が厚労省に申請した。先端医療振興財団が持つ先端医療センター病院(神戸市)などで治療を受けている50歳以上で矯正後の視力が0.3未満の患者6人を選出。皮膚の細胞からiPS細胞を作製、それを網膜細胞に育ててシート状に加工し、目に移植する。

加齢黄斑変性は失明の恐れがある病気で、中高年を中心に増えている。

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