北海道の食品機能性表示制度、初の認定 ヨーグルトなど12商品
北海道庁は27日、健康によい機能を持つ食品を独自に認定する「食品機能性表示制度」の第1号商品として、ドーナツやヨーグルトなど8社の計12商品を選んだ。自治体が「特定保健用食品(トクホ)」のように健康食品を認定する全国初の取り組みで、道産食品の付加価値を訴える。
認定を受けたのは、健康食品メーカー、アミノアップ化学(札幌市)が開発した機能性食品素材「オリゴノール」などを使ったドーナツや、フジッコ(神戸市)が生産したヨーグルトなど。高橋はるみ知事が同日、認定証を交付した。
「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区(フード特区)」の優遇措置の一環。道内に本社や製造拠点がある企業が対象で、機能性に関する研究が論文誌に掲載されていることなどを条件に、有識者会議の判定を経て道が認定する。