/

鉄含む化合物、赤ワインで煮れば超電導

物材機構などが新現象発見

各種のお酒で処理した実験試料。ビンの底の小片が超電導物質

赤ワインにつけて一昼夜煮込むと、電気抵抗がゼロになる超電導物質ができる――。こんな不思議な現象を鉄などの化合物で発見したと物質・材料研究機構と科学技術振興機構が27日発表した。白ワイン、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーでも同様の効果があったが赤ワインがもっとも超電導になりやすかった。

この現象を示すのは鉄・テルル・イオウの化合物で、もともとは超電導物質の性質は持たない。しかし酒に浸し、セ氏約70度で24時間加熱すると鉄系の超電導物質に変化し、絶対温度約8度(セ氏零下265度)で超電導状態になることが分かった。

もとの物質を超電導状態にする効果はアルコール度数による違いはあまりなく、酒の種類によって差がついた。単純な水とエタノールの混合溶液に比べ、赤ワインは7倍近く効果が高かった。次いで白ワイン、ビールなどの順。水、エタノール以外の成分が重要な原因物質とみて解明研究を進めている。

原因が分かれば高性能な超電導物質の開発に役立つ。超電導物質は電力損失のない送電線や蓄電装置など幅広い応用が見込まれ、省エネに大きく貢献すると期待される。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン