小惑星探査機「はやぶさ」、地球への帰還軌道に

2010/3/27付
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宇宙航空研究開発機構は27日、2005年に小惑星「イトカワ」に着陸した探査機「はやぶさ」が地球に向かう軌道に入ったと発表した。探査機は小惑星の岩石を採取していると期待され、6月には地球に帰還する見込みだ。

探査機は03年に地球を離れ、05年11月にイトカワに着陸。岩石の採取を試みた後、地球へ向かった。一時はエンジンの不具合などで帰還が危ぶまれたが、27日までに地球から2700万キロ離れた地点に到着。今後はエンジンを少しずつ噴射して微調整を繰り返し、地球へ戻る予定だ。

探査機は地球に近づいた後に、岩石が入っている可能性のあるカプセルを切り離す。カプセルは大気圏に突入し、オーストラリアの砂漠地帯へ着地する計画。

小惑星の岩石を地球に直接持ち帰れれば、世界で初めてになる。宇宙誕生のなぞの解明が飛躍的に進むほか、将来は月面など資源採取の適地を探る技術につながる。ロボット技術に強い日本の優位性を世界にアピールする好機にもなる。

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