/

フリーズドライで動物保護 京大、精子保存の配偶子バンク

京都大や京都市動物園のチームは27日、絶滅の恐れのある希少な野生動物の種を残すため、フリーズドライ(凍結乾燥)技術を使い、精子を保存して人工授精に活用する「配偶子バンク」を立ち上げたと発表した。

京大動物実験施設の金子武人特定講師は「フリーズドライによる保存施設は例がなく、低コストで簡易に保存するのに役立つ」としている。

既に同動物園の協力で採取し、約1カ月保存したキリンやチンパンジー、小型ザルのスローロリスの精子に、受精能力があることを確認しており、今後は動物種の数を増やすのが目標だ。金子特定講師は2012年、フリーズドライで5年間保存したラットの精子を使い、子を誕生させたと発表している。

この方法は、精子に特殊な保存液を加えて急速に凍結させ、真空状態で4時間乾燥させフリーズドライにする。冷蔵庫で保存後、精子に水を加えて人工的に卵子と受精させ、受精卵を雌の卵管に移植し子を誕生させる。

液体窒素を使う保存方法が一般的だが、高額な設備投資が必要なため保存施設は限られている。

金子特定講師は「卵子も同じ方法で保存できるように研究を進めている」とした。京大で開かれる日本野生動物医学会で31日に報告する。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン