2019年5月21日(火)

女性社員1人が被曝線量超える 福島第1原発

2011/4/27付
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東京電力は27日、福島第1原子力発電所で働いていた50歳代の女性社員が17.55ミリシーベルトの放射線量を被曝(ひばく)し、3カ月間で5ミリシーベルトという国の基準値を超えたと発表した。福島第1原発で働いている作業員で国の基準値を超えたのは初めて。経済産業省原子力安全・保安院は東京電力に対し、厳重注意するとともに、原因究明と再発防止策を指示した。

女性社員は3月23日午前まで消防隊員の案内などの作業に携わっていた。放射線量の被曝限度を超えたため、女性はすぐに福島第2原発で医師の診断を受け、異常がないことが確認された。

福島第1原発で働く作業員には年間250ミリシーベルトという基準値が設けられている。ただ、女性の場合は妊娠への影響などがあるため、原子炉等規制法の告示で3カ月に5ミリシーベルトという低い基準値が適用されている。

被曝限度を超えた女性社員は屋外作業で2.06ミリシーベルト、免震重要棟での作業で1.89ミリシーベルト、内部被曝で13.6ミリシーベルトを受けた。

東日本大震災発生後、福島第1原発の作業に携わった女性社員は19人。16人は放射線量の被曝基準値を超えていないことが確認されている。残り2人は現在、基準値を超えていないか確認中。福島第1原発で作業している女性社員は現在、いないという。

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