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「サザエさん」完全デジタル化 セル画が姿消す

透明シートに登場人物などを描いた「セル画」を使って制作を続けていたテレビアニメ「サザエさん」(フジテレビ系)が10月からデジタル制作に完全移行することが、27日分かった。

日本動画協会によると、テレビで放送されているアニメでセル画を使って制作しているのは「サザエさん」が唯一とみられ、日本のアニメの発展を支えたセル画がテレビから姿を消すことになる。

テレビアニメでは長らく、登場人物を描いたセル画を背景画に重ねて1こまずつ撮影する手法が用いられてきたが、1990年代後半からコンピューターによるデジタル制作が中心に。「ドラえもん」(テレビ朝日系)は2002年にデジタルに移行した。

「サザエさん」も05年から、オープニングなどで部分的にデジタル制作を始めていたが、10月6日の放送分からデジタルに完全移行され、手書きの描線をコンピューターに取り込んで彩色などの処理を行う。9月29日放送分がセル画での最後の放送となる。

フジテレビは「高画質で楽しんでいただくためにデジタルに移行しました。今後も今までと変わらずスタッフが一枚一枚情熱を込めて作品を描いていきます」とコメントしている。

「サザエさん」は69年放送開始。「最も長く放送されているアニメ」として今月、ギネス世界記録に認定された。〔共同〕

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