不正アクセス、13年最多 甘いパスワード設定狙う

2014/3/27付
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他人のIDやパスワードなどを悪用してコンピューターに侵入する不正アクセス事案の認知件数が、2013年は前年の2倍超の2951件で、これまで最も多かった09年(2795件)を上回り過去最多となったことが27日、警察庁のまとめで分かった。うちネットバンキングの不正送金事件が1325件と、前年の10倍超に増えた。

インストールすると電話帳のデータなど個人情報を読み込むことに同意を求める画面

不正アクセス禁止法違反で全国の警察が摘発したのは、980件(前年比437件増)。うち利用者のパスワード設定の甘さにつけ込んだとみられるものが8割を占め、同庁は「複数のサイトでのパスワード使い回しや簡単に推測できるパスワードを避けるなど利用者も自衛してほしい」と呼び掛けている。

摘発事例のうち、ネットショッピングに利用されたケースが728件あったのに対し、ネットバンキングは7件。13年中のネットバンキングの不正送金被害額は約14億円と過去最多だが、摘発が追いついていない。外国人グループなどによる犯行とみられ、海外のサーバーなどを経由するため特定が難しいという。

逮捕された容疑者147人の被害者との関係を調べると、最も多かったのは、元交際相手や元従業員などの顔見知り(103人)。年代別では10代が44人と最も多く、20代の30人と合わせて約半数。比較的コンピューターの知識のある若い層による犯行が目立つ。

一方、不正アクセス事件を含め、児童買春・児童ポルノ法違反事件など、インターネットを使った「ネットワーク利用事件」全体の摘発件数も、13年は8113件(前年比779件増)と過去最多だった。

警察庁は、警視庁にサイバー犯罪の専従班を設け、ネット犯罪に関する情報を集約。各地の警察本部と連携し、取り締まりを強化している。

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