2019年1月23日(水)

元オウム斎藤明美被告に1年2月実刑 東京地裁
犯人蔵匿罪などで

2012/3/27付
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目黒公証役場事務長の監禁致死事件などで特別手配された元オウム真理教幹部、平田信被告(47)をかくまったとして犯人蔵匿罪などに問われた元教団看護師、斎藤明美被告(49)の判決公判が27日、東京地裁で開かれた。吉村典晃裁判長は、斎藤被告に懲役1年2月(求刑懲役2年)の実刑を言い渡した。弁護側は控訴を検討している。

判決理由で吉村裁判長は、動機について「平田被告に愛情を抱くとともに、平田被告が関与していない警察庁長官狙撃事件で処罰されることを防ぎたいと思った」と指摘。「約14年7カ月という極めて長い期間、生活費を稼ぎ、夫婦同様の生活をして精神的支えとなった。平田被告が長期間捕まらなかったのは、ひとえに斎藤被告の蔵匿行為のためだ」と述べた。

そのうえで「かくまった期間の長さや社会に与えた影響の大きさからすると極めて悪質。心情や真摯な反省態度を考慮しても実刑が相当」と結論づけた。

斎藤被告は公判で起訴内容を認め、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。

判決によると、斎藤被告は平田被告が1995年2~3月に発生した目黒公証役場事務長の監禁致死事件と東京都杉並区のマンションで爆発物が爆発した事件で指名手配されていることを知りながら、97年5月から昨年12月まで大阪府東大阪市のマンションにかくまった。

検察側によると、斎藤被告は95年5月、平田被告に誘われて逃亡生活を開始。東北地方を転々とした後、96年2月から大阪市内の喫茶店兼ラウンジで住み込み従業員として勤務。97年5月からは東大阪市の整骨院で「吉川祥子」の偽名で働きながら、同市内のマンションに平田被告をかくまい月約11万円の給料で生活を支えていた。

平田被告の公判は、教団による一連の事件で初の裁判員裁判となる見通し。公判期日は未定。

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