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iPS脳治療、「自分の細胞」で拒絶少なく 京大がサルで実験

京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授らは、患者自身の細胞から作ったiPS細胞を本人に移植した場合、免疫による拒絶反応がほとんど起きないことをサルを使った実験で確かめた。実験に使った脳神経については、拒絶反応の心配をしなくてよいという。成果は米科学誌「ステム・セル・リポーツ(電子版)」に掲載された。

高橋教授らは2年後にも、脳の難病のパーキンソン病にiPS細胞を使う治療を計画している。今回の成果は治療応用への弾みになりそうだ。

iPS細胞は今の移植手術と違って他人の細胞や組織を使わなくて済むため、拒絶反応が起こらないとされていた。しかし、マウスを使った実験では拒絶反応が起きたとの報告があり、議論になっていた。

研究グループは8匹のカニクイザルの皮膚などからiPS細胞を作製。神経細胞に育て、4匹は自らの皮膚から作った細胞を、残る4匹には別のサルの細胞を移植し、免疫反応の違いを調べた。

その結果、自身の細胞を移植した場合は拒絶反応がほとんど起きなかった。移植した後の生存数は、別のサルの細胞をつかったときの約2倍になった。

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