静岡県が賠償金、両親と和解成立 浜名湖ボート転覆

2012/12/27付
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浜松市の浜名湖で2010年、校外学習中にボートが転覆した事故で、水死した愛知県豊橋市立章南中学1年の西野花菜さん(当時12)の両親が静岡県などに損害賠償を求めた訴訟は26日、県が賠償金を支払う内容で名古屋地裁豊橋支部(田近年則裁判長)で和解が成立した。県によると、11月に両親と合意した通り、訓練施設の運営会社と連帯して3400万円を支払う。

事故は10年6月18日に発生。荒天の浜名湖で西野さんら1年生18人と教諭2人が乗った手こぎ式カッターボートが、波風で立ち往生しモーターボートでえい航中に転覆、西野さんが水死した。

県の安倍徹教育長は「ご両親にあらためておわびする。安全対策の徹底と再発防止に努める」とのコメントを出した。

訴訟は5月に両親が起こし、他に豊橋市と訓練施設の運営会社が被告となっていた。豊橋市とは、指導員が乗船しない自主艇の危険性を十分に認識していなかった責任を市が認め、謝罪するなどの内容で10月に和解が成立。運営会社とも損害賠償金を支払う内容で和解が成立しており、26日の静岡県との和解で訴訟は終結した。

閉廷後、父親の西野友章さん(53)は「民事訴訟は終わったが、重要なのは今後だ。静岡県には施設の危機管理の不備を十分に自覚してもらいたい」と話した。

豊橋市の佐原光一市長は和解を受け11月に両親に謝罪。両親は今月、再発防止に向けた取り組みを問う市長宛ての質問状を提出し、来年1月末までの回答を求めている。〔共同〕

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