2019年9月19日(木)

クニマス、西湖に7500匹生息 山梨県が推定数調査

2014/3/26付
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山梨県の西湖で約70年ぶりに生息が確認された淡水魚「クニマス」の1歳以上の生息数が、2012年10月時点で少なくとも約7500匹と推定されることが、26日までの山梨県水産技術センターの調査で分かった。

クニマスは秋田県の田沢湖のみに生息し、1940年以降に絶滅したとされていた。環境省のレッドリストでは、本来の生息地以外に存続している「野生絶滅」に指定されている。

調査した同センターの元研究員、坪井潤一さんは「今後も調査を続けて生息数の増減が明らかになれば、絶滅を防ぐために漁獲規制を強めるなどの対応が取れ、クニマスを守ることにつながる」と話している。

同センターによると、2012年10月、坪井さんの研究グループが、西湖で地元の漁協などが釣り上げた1歳以上のクニマスと、外見の似た近縁種のヒメマス計238匹の遺伝子を調べたところ、全体の7.14%に当たる17匹がクニマスと判明。

12年秋から13年春までのヒメマスとクニマスの漁獲量や、調査で算出した死亡率から、西湖全体で約7500匹が生息すると推定した。生息数には禁漁区内のクニマスや稚魚は含まれていない。

また、同センターは今年1月、人工授精で生まれた雌のクニマスを再度人工授精し、3月17日までに22匹がふ化した。クニマスの完全養殖にめどが立ったという。〔共同〕

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