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大粒キャビア増やせる? 北大など、チョウザメ細胞定着に道

高級珍味「キャビア」で知られるチョウザメの受精卵(胚)から取り出した生殖細胞を金魚の胚に移植すると、ふ化した金魚の体内で生殖細胞が卵巣や精巣に発達する生殖腺にたどり着くことを北海道大などの研究チームが26日までに突き止めた。

卵や精子のもとになる細胞の機能には、種を超えた共通性があることを示す成果。天然種などキャビアとして特に珍重される大粒の卵を産む種は抱卵までに10年以上かかる。天然種の生殖細胞を、成長は早いが小粒の卵しか産まない養殖種の卵に移植すれば、大粒の卵を早く産む個体が誕生する可能性がある。

北海道大の山羽悦郎教授らはチョウザメの生殖細胞1つを特殊な染料で染めて金魚の胚に移植。金魚がふ化するまでの過程を追った。

チョウザメの生殖細胞が卵巣に含まれても金魚はチョウザメの卵を産まないが、山羽教授は「近縁種のチョウザメ同士なら異なる種の卵を産む可能性がある」と指摘。養殖種に天然種の卵を大量に産ませることができれば、キャビアの生産量や絶滅危惧種の個体数を増やせるかもしれないという。

山羽教授のチームは調査の中で、チョウザメが通常の魚類のように卵の一部で細胞分裂が進むのではなく、カエルなどの両生類のように卵の全体で分裂が進むことも確認した。

米オンライン科学誌プロスワンに発表した。〔共同〕

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