トルコ地震 被災地「日本人見習いたい」
被災者ら助け合い

2011/10/26付
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【ワン(トルコ東部)=共同】多数の死傷者を出したトルコ東部の地震被災地では避難生活を送る人々がお互いに助け合い、落ち着いた行動を呼び掛け合っている。「日本人を見習いたい」。東日本大震災で注目された日本人の忍耐強さ、秩序を守る姿勢が教訓となっている。

25日、トルコ東部エルジシュで、食料配給を求めて整然と列をつくる人たち=共同

25日、トルコ東部エルジシュで、食料配給を求めて整然と列をつくる人たち=共同

多くの建物が倒壊、損壊するなど大きな被害が出たエルジシュ。千人を超す被災者がテント生活を送る競技場では、食料配給を求める人々が整然と列をつくっていた。割り込む人はおらず、妊婦に先を譲る姿も。

物資が不足しているとされる被災地のワンでも商店で略奪などは発生せず、救出作業が続く現場では大勢の被災者が固唾をのんで見守り、協力を求められれば先を競って応じていた。

「昨晩、みんなで震災後の日本人の姿勢を見習わなければいけないと話していたんだ」。25日午後、エルジシュの競技場で、一家7人でテント生活を強いられている被災者の一人、イザット・アカーンさん(46)が打ち明けた。

テレビや新聞などを通じ、東日本大震災で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、他人を思いやる気持ちを失わなかった我慢強い日本人の姿を知ったというアカーンさん。

この苦境を乗り切るためには「お互いに助け合い、譲り合う心を持つことが何より大切」と強調。「今度はわれわれの番。今のところは大丈夫。日本人のように行動できている。今後も続くことを心より願っている」と笑顔を浮かべた。

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