世界で猛威のラニーニャ「史上最大」 5月まで持続も
世界気象機関が発表

2011/1/26付
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【ダボス(スイス東部)=共同】世界気象機関(WMO)は25日、昨年夏以降活発化しているラニーニャ現象が観測史上、最大規模とみられると発表した。ラニーニャは南米ペルー沖の海面水温が低くなる現象で、最近ではオーストラリアなどで洪水を引き起こす原因となったとされる。今後1~2カ月間は勢力を保ち、最長で5月初めまで続くと予測している。

昨年夏にはパキスタンで洪水、ロシアで干ばつを引き起こし、猛威を振るい続けており、WMOは異常な大気の観測に基づき、最大規模と結論付けたという。

昨年4月までは、ペルー沖海面水温が逆に高くなるエルニーニョが観測されている。ラニーニャ終息後に再びエルニーニョが現れるかどうかは、5月に予測できるという。

WMO当局者は、2つの現象が頻繁に観測されたり、活性化したりする背景には、地球温暖化が関係しているとみている。

今回のラニーニャでは、ペルー沖の平均海面水温が平年より1.5度低く、太平洋赤道海域の温水域が変化。世界規模で大気の対流活動に影響し、各地での異常気象の原因となった。

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