2019年9月16日(月)

被害者から「第三者のDNA」 飯塚事件、元死刑囚と不一致

2012/10/26付
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福岡県飯塚市で1992年、7歳の女児2人が殺害された「飯塚事件」の再審請求審で、死刑が執行された久間三千年元死刑囚(当時70)の弁護団は25日、被害者から採取した犯人とされるDNA型を撮影したネガフィルムを分析した結果、「久間元死刑囚とは一致しない、第三者のDNA型がみつかった」と発表した。

弁護団は同日、「真犯人の可能性がある」として、福岡地裁に意見書を提出。これに対し、福岡地検は同日、「当時の鑑定内容については誤りがない」とコメントした。

DNA鑑定は目撃者の証言など複数の状況証拠とともに、元死刑囚の有罪の根拠となった。ただ、現場で採取された血液などの試料は残っておらず、再鑑定は不可能。同地裁は証拠能力を判断するとみられる。

弁護団によると、ネガは福岡地裁が今年2月、警察庁科学警察研究所から取り寄せ、弁護団が複写。法医学の専門家に分析を依頼していた。

ネガには科警研が鑑定書に貼付した写真よりも広い範囲が写っており、鑑定書にはなかった部分に被害女児や久間元死刑囚ではない、第三者のDNA型を読み取ることができるという。

久間元死刑囚は94年の逮捕から一貫して否認。福岡地裁は99年に死刑を言い渡し、2006年9月に最高裁で確定、08年10月に執行された。09年10月、妻が地裁に再審請求した。

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