スペイン高速鉄道脱線、死者78人に 負傷者143人

2013/7/25付
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【サンティアゴ・デ・コンポステラ=共同】スペイン北西部ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステラで24日午後8時40分(日本時間25日午前3時40分)ごろ、マドリード発フェロル行きの高速鉄道が脱線し、多くの車両が横転して大破、一部で火災も発生した。スペイン通信によると、78人が死亡、約130人が負傷した。スペイン政府報道官はテロではなく事故との見方を示した。

複数の同国メディアは25日、捜査関係者の話として、運転士の1人が、制限速度の2倍以上の時速約190キロで走行していたことを認めたと伝えた。事故はスピードの出し過ぎが原因との見方が強まっている。

マドリードの日本大使館によると、日本時間25日午後7時現在、乗客に日本人が含まれているとの情報はない。

列車は客車8両と動力車2両の編成で約220人が乗っていた。スペイン・メディアによると、全ての車両が脱線、列車は途中の連結が外れ前後2つに分かれた。テレビは、4両がコンクリート壁にぶつかって横転、煙が上がる映像を流した。多数の救助隊員が夜を徹して救出作業に当たった。

脱線はサンティアゴ・デ・コンポステラ駅の約4キロ手前で発生。現場は左カーブで制限速度は80キロ。列車は「アルビア」と呼ばれる高速鉄道で最高速度は250キロ。事故時には、スペイン最高速の新幹線AVEと同じ軌道を走っていた。

同国メディアは、スペインの列車事故としては過去40年で最悪の惨事と報道。捜査当局は25日、原因究明を本格化させた。

旧市街が世界遺産に登録されたサンティアゴ・デ・コンポステラは聖ヤコブが埋葬され、エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教の巡礼地として知られる。25日は「聖ヤコブの日」と呼ばれる祝日で多くの観光客が訪れるとみられていた。

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