メタボ健診、指導「終了」7%どまり 厚労省まとめ

2010/8/25付
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 2008年4月から始まった特定健診(メタボ健診)を受け、特定保健指導の対象となった人のうち終了者は7.8%にとどまっていることが25日、厚生労働省のまとめ(確定値)で分かった。生活習慣病予防に向けた指導を継続できない人が目立った。初年度の受診率は38.3%で、12年度に70%とした全国目標の半分程度と低迷していた。

 同省によると、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を改善して生活習慣病を予防するための特定健診は08年度に40~74歳を対象として導入された。特定健診を受けた人のうち、腹囲や血液検査で基準値を上回り、特定保健指導の対象者となった人は約394万人(19.8%)。だが保健師などによる指導を最後まで終了したのは約31万人(7.8%)のみで、指導を最後まで受けない人が多かった。

 初年度の対象者は約5190万人だったが、受診者は約1990万人(38.3%)にとどまった。組織別にみると、公務員などが加入する共済組合は58.7%、大企業のサラリーマンなどが加入する企業健保組合は58.0%と高かったが、市町村国保が30.8%、中小企業のサラリーマンなどが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)が29.5%と低かった。

 同省の実施率の全国目標は70%だが、加入者が受診しやすい大企業など単一の健保組合は12年度に80%、協会けんぽは70%、市町村国保は65%を目標としている。初年度で対応が遅れたケースも多かった。同省は「初年度で十分対応できなかった」というケースもあるという。

 腹囲の基準(男性は85センチ以上、女性は90センチ以上)を満たし、高血糖値、高コレステロール、高血圧の3つの基準のうち2つ以上満たす内臓脂肪症候群だった人は約288万人(14.5%)に上った。腹囲以外で、高血糖値など3つの基準のうち1つ以上満たす「予備群」は約247万人(12.4%)だった。

 厚労省は06年5月に公表した「国民健康・栄養調査」で40~74歳の内臓脂肪症候群が強く疑われる人は約940万人で、予備群は約1020万人という推計を出している。今回はこうした数字を下回っており、特定健診を受けない潜在的な患者が多いことを裏付けた。

 同省は「特定健診の受診率を増やすため努力している市町村もある」と指摘、受診率を高めるよう工夫を求めている。

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