日本人女性の平均寿命、2年ぶり世界一 男性は5位

2013/7/25 19:51
保存
共有
印刷
その他

2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳で、いずれも11年を上回ったことが25日、厚生労働省の調査で分かった。女性は香港に次いで2位に後退した11年と比べて0.51歳延び、2年ぶりに世界一に返り咲いた。男性も0.50歳延びて過去最高を更新し、世界8位から5位に上昇した。男女とも前年を上回るのは3年ぶり。

平均寿命は死亡率などをもとに、その年に生まれた0歳の子供が何年生きられるかを示す数値。11年は多数が死亡した東日本大震災の影響で10年を下回ったが、12年は震災がなかったことや、がんや心臓病などの死亡率改善のほか、自殺者の減少も平均寿命を押し上げる要因となった。

女性は86.44歳だった09年が過去最高で、男性もこれまで09年(79.59歳)が最高だった。

主要50カ国・地域の中で女性は日本に続き、11年から0.4歳縮んだ香港が2位。男性はアイスランドが1位だった。日本人女性は1985年から26年連続で長寿世界一を守ってきたが、11年にトップの座を香港に譲っていた。

厚労省によると、11年と比較した12年の平均寿命の延びのうち、男性の0.26歳分、女性の0.34歳分が震災がなかったことによるものだった。このほか日本人の死因上位を占める病気の医療水準も向上。がん、心臓病、脳卒中で将来死亡する確率は女性が49.32%、男性が53.04%。肺炎は女性10.56%、男性11.87%で、いずれも減少傾向が続いている。

厚労省はがん、心臓病、脳卒中がすべて克服されると、平均寿命は女性で6.17歳、男性で7.37歳延びると試算する。

さらに12年は全国の自殺者も減少。約2万7800人となり、15年ぶりに3万人を下回ったことも平均寿命の上昇につながったという。

厚労省は「死因上位の死亡率の改善が続いており、今後も平均寿命が延びる余地がある。健康や長寿を推進していきたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]