電力需要、サマータイムだけでは減らず 産総研が試算
帰宅後の電力消費が増加
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企業などが始業時間を早める日本版サマータイムでは電力の総需要は減らない――。独立行政法人・産業技術総合研究所がこんな研究結果をまとめた。企業の電力需要は減りピークがずれる効果はあるが、社員が帰宅後にエアコンを使うなどの結果、国内の総電力需要は4%増える試算となった。
東京の8月の猛暑日(最高気温が35度以上)の気温分布と、企業を中心とした「事務所」部門、「家庭」部門の平均的な電力需要のパターンを...
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