大卒者の4人に1人「安定雇用なし」 文科省調べ

2012/8/27付
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今春大学を卒業した人のうち、8万6千人が就職も進学もせず、アルバイトや契約社員などの非正規労働者も含めると、大卒者全体のほぼ4人に1人にあたる12万8千人が安定的な仕事に就けていないことが27日、文部科学省の学校基本調査速報で分かった。若者の雇用環境が依然として厳しい現状を裏付けた。

大卒者は昨年比1.2%増の55万9千人で、就職者は35万7千人。就職率は63.9%で2.3ポイント増えた。改善は2年連続。同省は、大企業志向が強かった学生が中小企業に目を向けたほか、大学とハローワークが連携して未内定者を集中支援した成果とみている。

今年は就職者に占める契約や派遣など非正規社員の数を初めて調べた。就職者の6.2%にあたる2万2千人で、正社員を希望しながら非正規労働を余儀なくされた人も多いとみられる。

就職も進学もせず無職となった8万6千人の現状も初調査したところ、就職準備中が57.1%、進学準備中が4.2%だった。「その他」が38.8%で、将来計画が定まっていない人が多いことがうかがわれる。

大学院修了者の就職率は修士が昨年比0.6ポイント増の73.2%、博士が3.3ポイント増の67.2%。高卒者の就職率は0.5ポイント増の16.8%だった。

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