2019年1月24日(木)

過労死訴訟、社長の賠償責任も認定 京都地裁

2010/5/25付
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2007年に飲食店チェーン「日本海庄や」の店員、吹上元康さん(当時24)が死亡したのは過労が原因として、両親が店を経営する「大庄」(東京)と社長ら役員4人に約1億円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は25日、約7800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

過労死弁護団全国連絡会議によると、過労死訴訟で大手企業のトップの賠償責任が認められたのは極めて異例という。

大島真一裁判長は判決理由で、同社の基本給が、厚生労働省による過労業務の認定基準である月80時間の時間外労働を前提としていると指摘。「労働時間について配慮していたとは全く認められない」と結論付けた。

判決によると、吹上さんは07年4月に入社後、滋賀県の店舗に勤務。同年8月に自宅で就寝中に急性心不全で死亡した。この間の残業時間は月平均約112時間だった。

大津労働基準監督署は08年12月、吹上さんの死亡を労災と認めた。

大庄広報室は「遺族の方にあらためてお悔やみ申し上げる。判決が届いた後、内容を十分に検討した上で対応を考えていきたい」としている。〔共同〕

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