安愚楽牧場を詐欺容疑で告訴検討 出資者の弁護団
和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、東海地方(愛知、岐阜、三重)と栃木、埼玉、千葉各県の出資者の弁護団は25日、詐欺容疑で告訴・告発することを検討していると発表した。全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)が東京都内で開いた出資者向けの説明会で、各地の弁護団が明らかにした。
説明会で紀藤弁護士は、出資者に「債権を買い取る」「取り返す」とかたって別の金融商品購入などを勧める詐欺的な「二次被害」が広がっているとして、注意を呼び掛けた。
安愚楽牧場を巡っては、大阪府の出資者が2月、府警に告発状を郵送している。〔共同〕