富士山入山料「任意で1000円」 来夏、5合目から
山梨・静岡県の作業部会

2013/12/25付
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山梨、静岡両県が来年夏から導入予定の富士山の入山料について意見調整する「富士山世界文化遺産協議会」の作業部会が25日、山梨県富士吉田市で開かれた。5合目から山頂を目指す登山者を対象に、任意で千円を集めるとする制度の概要を正式に決めた。

概要によると、入山料の名称は「富士山保全協力金」。法的な強制力はないが、登山者全員から集めることを目指す。必要に応じて制度を見直すほか、より公平で効率的な制度とするため、将来的には強制徴収や条例制定も視野に入れる。

対象は5合目から山頂を目指す登山者。金額は基本的に1人あたり千円で、それ以上も受け付ける。子供や障害者は協力してもらえる範囲とする。登山道が開通している期間は24時間徴収する。現地徴収以外にも、自動発券機の設置やインターネットやコンビニでの支払いを検討する。

協力金は両県がそれぞれ基金を設置して管理。トイレや救護所の新設・改修など、5合目以上の事業の財源とし、環境保全や登山者の安全対策に充てる。具体的な事業内容は事業選定委員会(仮称)を設置し、毎年度審議する見通し。

今後、制度の概要を12月下旬から来年1月上旬まで山梨、静岡両県のホームページに掲載して一般からの意見を集めたうえ、来年1月22日の富士山世界文化遺産協議会で正式決定する。

入山料は、富士山の登山客増加や今年6月の世界文化遺産の登録を受け、環境保全や安全対策の費用に充てるため導入が検討され、今夏には期間限定で試験徴収が実施された。

今年7~8月の2カ月間で両県から富士山に登ったのは計約37万人。

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