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音声ソフトで商品説明 岐阜NPO、視覚障害ある人支援

視覚障害のある人が音声読み上げソフトを使って聞けるように、生活雑貨や食品のパッケージ情報をホームページ(HP)上で提供する取り組みを、岐阜市のNPO法人「うぃすたりあぶっく」が行っている。商品の使い方や成分を知らなければ事故につながる危険もあり、「安心や、自分でできる喜びを感じてほしい」との思いで始めた。

台所用除菌剤、冷凍食品、花粉対策のジェル、化粧道具、スティックタイプのレトルトカレー……。HPには200点の商品名が並ぶ。クリックすると成分や使用法、安全上の注意、販売元などの情報が表示される。スタッフがパッケージに記された情報を手作業で打ち込み、企業の了承を得て掲載。音声読み上げソフトが入ったパソコンやスマートフォンで、音声で聞くことができる。

スタッフの石原育子さんによると、耳で聞いて理解しやすい表現を工夫したり、目が見えないと気付きにくい安全上の注意を付け加えたりすることもある。レンジで調理できる冷凍うどんは、蒸気でやけどをしないよう、袋に付いた噴き出し口の位置を説明した。

「周りに頼れる人がいるとは限らないのに、一人で生活するための身近な情報は不足している。そんな現状を変えたかった」。NPO法人は、難病のため視力を失った藤本明成さん(53)が2007年に設立。11年2月から情報提供を始めた。

企業のHPの中には、ソフトで読み上げる際に画像などが妨げとなって知りたい情報にたどりつけないものもある。

食品メーカー、フジッコ(神戸市)の広報担当者は「多くの商品はパッケージにこだわっているが、目の不自由な人には伝わっていなかったと気付いた。情報を得る手助けになる良いサイトだと思い協力した」と話す。

「分からないのは仕方ないと思いながら日用品を使っている人も多い。ありそうでなかったサイト」。視覚障害のある人を支援する山梨県の団体代表の野沢みゆきさん(41)はHPをブログで紹介した。

HPのアドレスはhttp://wistariabook.net/〔共同〕

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