2019年6月19日(水)

水俣病の東京訴訟、地裁で和解成立

2011/3/24付
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「水俣病不知火患者会」(熊本県水俣市)の未認定患者で、転居などで14都道県に住む194人が、国と熊本県、原因企業のチッソに損害賠償を求めた東京訴訟は24日、東京地裁(松並重雄裁判長)で和解が成立した。

熊本、鹿児島両県の不知火海沿岸部出身者らでつくる同会の集団訴訟で、和解成立は初めて。熊本、大阪両地裁の訴訟も近く和解する見通し。

「第三者委員会」が支給対象者と判定した177人に対し、(1)チッソが1人当たり210万円の一時金を支払う(2)国や熊本県などが制度を設けて療養手当(1万2900~1万7700円)を支給――などが和解の内容。

同会は、判定で支給対象外となった17人については、チッソが支払う団体加算金2億円から1人当たり210万円を配分することを決めている。

東京・霞が関の司法記者クラブで会見した原告団の松本登志男団長代行(64)は「原告としての闘いは終わったが、自分が水俣病と気付いていない人は多く残っている。今後は支援者として応援したい」と述べた。〔共同〕

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