2019年1月23日(水)

4万年前の骨、新種人類 104万年前に枝分かれ
シベリアの洞穴 DNA解析で判明

2010/3/24付
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ロシア・シベリア南部の洞穴から約4万年前の人類の指の骨片が見つかり、DNA解析の結果、現生人類や絶滅したネアンデルタール人の共通の祖先から約104万年前に枝分かれして独自に進化した新種の人類であることが分かったと、ドイツなどの研究チームが25日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

新種の人類化石が見つかった、ロシア・シベリア南部のデニソワ洞穴(ベンセ・ビオラ氏提供)=共同

人類進化の歴史の多彩さを示す成果だという。現在の地球には現生人類のホモサピエンスしかいないが、約4万年前ごろには、現生人類やネアンデルタール人、2003年にインドネシアで化石が見つかった小型人類、今回の新種人類と、さまざまな種の人類が同時に生きていたことになる。

発表したのはドイツのマックス・プランク進化人類学研究所などのチーム。指の骨片の化石は08年、シベリア南部に位置するアルタイ山脈のデニソワ洞穴の、4万8千~3万年前の地層から発掘された。

研究チームは、この骨片の約30ミリグラムを使い、細胞内の小器官「ミトコンドリア」に特有のDNAを取り出して塩基配列を解析。現生人類やネアンデルタール人、チンパンジーなどのDNAと比較して結論を出した。

人類の祖先はアフリカを起源とし、約180万年前には原人がユーラシア大陸に進出。47万年前ごろにネアンデルタール人の祖先が現れ、さらに現生人類は5~6万年前に世界中に広がったとされている。今回の人類は出現が100万年以上前と原人に相当しながら、約4万年前まで続いていたことも特徴という。

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