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責任能力認め禁錮21年 ノルウェー連続テロ裁判

(更新)

【オスロ=共同】死者77人を出した昨年7月のノルウェー連続テロで、首都オスロの裁判所は24日、テロ罪などに問われたアンネシュ・ブレイビク被告(33)の責任能力を認め、禁錮21年の実刑判決を言い渡した。被告の責任能力の有無が公判の焦点で、裁判所が実施した2度の精神鑑定では、責任能力の有無について正反対の結果が出ていた。

ノルウェーには死刑はなく、禁錮21年は最高刑となる。ただ、刑期を終えた後も社会復帰させるのは危険だと判断された場合は、禁錮の期間は無期限に延長される。

公判は6月に結審。被告は犯行を認めたものの、政府が推進する多文化主義や、積極的な移民受け入れ政策によって人口が増加しているイスラム系移民から国を守るためだったとして無罪を主張。同時に、犯行は政治的な信条に基づくものだとして、自身の責任能力が認められることを望んでいた。

判決を受け、被告の代理人は控訴しない方針を明らかにした。

一方、検察側は被告が精神障害で責任能力はないとして、医療施設への収容を求めていた。

被告は昨年7月22日、オスロ中心部の官庁街で爆弾を爆発させ、8人を死亡させた後、近郊のウトヤ島で開かれていた与党労働党青年部の集会で無差別に銃を乱射し、69人を殺害した。

▼ノルウェー連続テロ ノルウェーの首都オスロ中心部の官庁街で2011年7月22日午後、爆弾による大規模な爆発が発生。同日夕には近郊ウトヤ島での与党労働党青年部の集会で警官を装った男が無差別に銃を乱射、両事件で計77人が犠牲となった。起訴されたノルウェー人アンネシュ・ブレイビク被告は公判で犯行を認めた上で、動機は政府が積極的に受け入れるイスラム系移民から国を守るためと無罪を主張。当局による事前の察知が難しい「一匹おおかみ型テロ」の代表とされる。

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