ANK機異常接近、20~30秒後に衝突した可能性

2010/11/24付
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北海道・旭川空港行きの全日空グループ、エアーニッポン(ANK)機が地表に異常接近したトラブルで、運輸安全委員会は24日、同機が警報装置の作動後に回避措置を取らなかった場合、20~30秒後に前方の山へ衝突する可能性があったとする調査結果を発表した。

フライトレコーダーの解析で、国土交通省が当初、約520メートルとしていた山頂との最接近時の距離が約220メートルだったことも判明した。

運輸安全委によると、ANK機は10月26日午後1時35分ごろ、管制官の指示に従って降下を始めたところ、同37分すぎに対地接近警報装置(GPWS)が作動。同機は山肌に沿う形で急上昇して衝突を回避した。同装置は航空機が進路を変えなかった場合に衝突する危険性を計算、20~30秒前に知らせる機能がある。

急上昇後の同38分すぎに再び警報が作動。この際、機体と大雪山系の比布(ぴっぷ)岳(標高2197メートル)地表の距離が約220メートルまで接近した。国交省はトラブル発生直後に約520メートルとしていたが、同委は「計測方法が異なるうえ、高低差の激しい山間地帯で誤差が生じたのではないか」とみている。

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