2019年3月21日(木)

すばる望遠鏡、最も遠い銀河団発見
約127億光年

2012/4/24付
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総合研究大学院大学の大学院生、利川潤さんと国立天文台の柏川伸成准教授らは24日、すばる望遠鏡(米ハワイ島)で、これまでで最も遠い約127億光年離れた場所にある、銀河が集まった「銀河団」をとらえたと発表した。約137億年前の宇宙誕生から10億年ほどの時期に生まれ始めたばかりの銀河団で、宇宙の構造が形成される過程を解明する手掛かりになるという。

丸で囲んだ赤い天体が約127億光年先にある銀河

丸で囲んだ赤い天体が約127億光年先にある銀河

研究チームはすばる望遠鏡で観測した約127億光年離れた銀河の分布を調べ、30個ほどの銀河が密集している銀河団を見つけた。このうち15個の距離を詳しく測ったところ、8個が127億2千万光年離れていた。

これまで最も遠かった銀河団の距離は、同望遠鏡で見つけた126億5千万光年だった。

宇宙は約137億年前に誕生し、その約4億~10億年後に銀河団ができ始めたとされる。現在の宇宙の構造がどうできてきたかを知るには、初期の銀河団を調べる必要があるといい、研究チームは今後さらに複数の初期の銀河団を観測することで、宇宙の成り立ちの解明が進むとみている。

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