東京地検、デイトレーダー逮捕 相場操縦の疑い

2013/6/24付
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東証2部上場の不動産関連会社の株価を不正につり上げたとして、東京地検特捜部は24日、住所不定の会社役員、杉本満容疑者(39)を金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで逮捕した。

捜査関係者によると、杉本容疑者は1日に何度も株取引して利ざやを稼ぐデイトレーダー。ブログで保有株式の情報を発信し、「ネット仕手筋」などと呼ばれていた。特捜部は、値上がり後の株を売り抜けて数千万円の利益を得たとみており、売買の詳しい経緯などの解明を急ぐ。

逮捕容疑は2011年1~2月、東証2部上場の不動産会社「セントラル総合開発」の株式について、直前の株価を上回る価格で大量の注文を出す「買い上がり」や、売買注文を同時に出す「仮装売買」などの手口を使い、株価を不正につり上げた疑い。

この間に同社の株価は425円から670円まで上昇。その後、杉本容疑者は以前から購入していた分も含めて計約13万株を売り抜けていたという。

関係者の話などによると、杉本容疑者は東京都内の自宅と栃木県内にある別荘に取引拠点を設け、仲間のトレーダーに具体的な取引銘柄や注文数などを指示。取引の際には仲間など他人名義の証券口座を使っていたとみられる。

証券取引等監視委員会は昨年8月、杉本容疑者や仲間の自宅など関係先を金商法違反容疑で強制調査した。特捜部は今年2月に杉本容疑者の逮捕状を取ったが、行方が分からなくなり、全国の警察を通じて指名手配。24日、栃木県内にいるところを警察官が発見した。

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