多発性硬化症の新薬治験へ 精神・神経医療センター

2014/2/24付
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中枢神経を壊して運動障害やしびれ、視力低下などを起こす難病の多発性硬化症(MS)を治療できる可能性のある薬剤を国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)が開発、3月から患者を対象とした治験を始めると24日発表した。

9人の患者に3カ月間投与し、有効性が確認できれば大規模な治験を目指す。薬剤を開発したセンターの山村隆免疫研究部長は「予備的な研究で非常に良い結果が出ており、期待している」と話している。

MSは免疫細胞のリンパ球(T細胞、B細胞)が自分の体を異物と誤認して攻撃する自己免疫疾患の一つ。リンパ球が神経細胞を攻撃し、炎症を起こさせて破壊する。患者は世界で約200万人、国内では約1万5千人いるとみられる。若い女性に多く、現在も増えている。

山村部長が開発した薬剤は合成糖脂質で免疫細胞の一種「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」を刺激して、リンパ球の攻撃を和らげたり、炎症を抑えるタンパク質を作らせたりする。

治験では、粉末状の薬剤を水に溶かして飲んでもらうという。〔共同〕

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