2019年6月26日(水)

福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町

2013/11/25付
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任期満了に伴う福島県の広野町長選と二本松市長選が24日投開票され、いずれも新人が現職を破り、初当選を果たした。福島県では、東京電力福島第1原子力発電所の事故からの復興が進まないことに不満が高まっており、今年4月以降、郡山市、いわき市、福島市の主要3都市の市長選で現職が敗れた。この流れがさらに拡大した形だ。

第1原発から南の20~30キロ圏にあり、旧緊急時避難準備区域の広野町は無所属新人の元町議、遠藤智氏(52)が、3選を目指した無所属現職の山田基星氏(65)を破った。投票率は81.19%。山田氏は選挙事務所で「(復興に向けた)国の動きが全然見えず、町民への説明が遅れた。実績が否定されたわけではないと考えている」と話した。

広野町の緊急時避難準備区域の指定は2011年9月に解除されたが、町に戻っているのは約5200人のうち、4分の1弱の約1200人にとどまっている。

福島県の「中通り」に位置する二本松市は、無所属新人の元市議、新野洋氏(62)が、3選を目指した無所属現職の三保恵一氏(64)を破った。投票率は64.72%。三保氏は「市民は今も放射能の恐怖におびえながらの生活を余儀なくされている。そうした大きな潮流の中での選挙だった」と敗戦の弁を述べた。

広野町長に当選した遠藤氏は「新しい一歩を築くことができた」、二本松市長に当選した新野氏は「除染や復興のスピードが遅い」と語った。〔共同〕

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