業過致死容疑で遺族が被害届 東京女子医大の男児死亡
東京女子医大病院(東京・新宿)で2月、手術を受けた男児(当時2)が子供への使用が禁じられた鎮静剤を投与されて死亡した事故で、遺族は24日、関与した医師らに業務上過失致死や医師法違反などの疑いがあるとして、警視庁に被害届を提出した。
遺族によると、男児は2月18日にリンパ管腫の手術を受けた後、経過観察中に容体が急変し、同21日に死亡した。
遺族は鎮静剤投与に加え、心電図や尿に表れた異常を見逃した過失があると主張。病院側が警察に届け出たのは男児の死亡から4日後で、異状死を24時間以内に届けるよう定めた医師法に違反するとしている。